 |
「職人気質」「完全主義者」などと呼ばれるミュージシャンが存在する中、ポップ界において、まず名前が挙がるのは間違いなく“XTCの頭脳”アンディ・パートリッジだろう。そんな彼が、現在でも唯一のメンバーとして共に活動を続けているコリン・ムールディングを引き連れ、77年に結成したのがXTCだ。
テクノとパンクを融合させたサウンド・アプローチを見せながら、作品を重ねるごとにバンド・アンサンブルのクオリティを強化。その後、ビートルズ・ライクなメロディとハーモニーを軸とした、綿密に練り上げられたポップ・ナンバーを生み出していく。また、彼らの代表作にあたる『イングリッシュ・セツルメント』『スカイラーキング』を一聴すれば、その職人気質のほどがわかるハズだ。「ライヴでの再現にこだわらない」ことを念頭において作られた楽曲は、複雑なアレンジが至るところにちりばめられ、ねちっこく聴き手に迫りくる。
『スカイラ〜』と89年作『オレンジズ&レモンズ』のヒットによって、アメリカ・マーケットにおいても確固たる地位を築き上げ、順風満帆かのようであったXTC。……がしかし、92年『ノンサッチ』をリリース後、所属レコード会社との確執により音楽活動をボイコット。だが、「いつになったら活動再開するのやら……」と、リスナー間でなかばあきらめムードが漂う中、99年に7年ぶりの新作を発表した。秀逸なメロディが鳴り響く職人気質なポップ・チューンに、多くの人が再度驚嘆したのも記憶に新しい。また、覆面バンド・ザ・デュークス・オブ・ストラトスフィアも彼らの活動履歴の中で著名である。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|